映画『中村勘三郎』
中村勘九郎 舞台挨拶とトークショー

2013年11月29日

映画 『中村勘三郎』は、20年にわたりテレビのドキュメンタリー番組が密着取材した十八世中村勘三郎の記録素材を厳選、再構築して1本の映画作品に仕上げたものです。収録映像はなんと7000時間にものぼり、テレビでは放映されなかった映像も含む貴重な記録であるばかりでなく、故人の歌舞伎にかける情熱にあらためて思いを馳せるひとときです。

勘三郎の生前の遺志をくみとって全国の芝居小屋での上映します。古きよき芝居小屋の復興、活性化を強く願い、襲名記念公演も行った勘三郎にふさわしい上映会です。

岐阜からはじまる芝居小屋上映
岐阜県の東座・明治座を皮切りに全国の芝居小屋での上映が予定されていますが、この日は東座での上映が終わった後、中村勘九郎さんが舞台挨拶のため加子母入りしました。
当初舞台挨拶だけだったのですがサプライズが用意されトークショーが行われることとなり集まった観客からは歓声が上がりました。
明治座をながめて
勘九郎さんはトークショーのあいだも、父勘三郎がここでどうして芝居をしたかったのかを肌で感じるが如く、あたりをみまわしとても明治座の空間を気に入られたようでした。スーツのまま直に舞台に座りここで確かに鮨屋の権太はいいよなあなんて勘三郎さんに思いを馳せる場面も…。勘三郎さんの襲名披露の際、勘九郎さんはケガのため当地には来れなかった経緯があるのでなおさら願いがかなったという思いもあったのでしょう。
かしも通信は勘九郎特別号!
当日かしも通信はこの映画上映に合わせて勘九郎さんに勘三郎襲名披露の当時の様子を伝えるべく過去の記事をリメイクし中村勘九郎特別号を勘九郎さんに手渡しました。楽屋で勘九郎さんはかしも通信を熱心に読んでくださりました。7年前に勘三郎さんに勘三郎特別号を渡した時と同じです。あのときも勘三郎さんは熱心に私たちの作ったかしも通信を読んでくださり記事に載っていた加子母歌舞伎で役者をやっているおじいちゃんに話を聞きたいから連れて来てとおっしゃってくださいました。勘九郎さんがかしも通信を読んでいる顔が勘三郎さんとだぶってみえたのは私だけでしょうか。

2006中村勘三郎インタビュー

かしも通信〈中村勘九郎特別号〉