記録簿
加子母総合事務所に、和紙に墨で書かれた古い明治座の記録簿が数冊保管されていて、明治座建設前からの記録が細かく記載されています。
激動の時代の中で生まれた劇場
明治27年7月18日。その日、田口清助、岡崎才六、安江忠七、内木繁七、熊沢丈右衛門、梅田耕二郎、の6名は明治座舞台開きの外題の相談に集まった。会合場所は工事もかなり進み、骨組みがだいたい出来上がった明治座でした。この日決まった外題は「忠臣蔵」「梅の芳兵衛長吉殺」「御所堀川夜討」の3つ。しかし、これらの演目を地芝居で行うのか、買芝居なのかどちらのつもりだったのかは不明です。実際には舞台開きは、12月に買芝居で行われましたが、演目は大幅に変更されたのです。
それは、この7月の相談が行われた翌々日の20日に、日清戦争が勃発したことで、時局を考慮しての事だったのです。
建築概要
形式 三方に下屋を持つ切妻造り、妻入り
規模 間口 19,60m 奥行 25,71m
客席 〔一  階〕147,00m2
〔二階桟敷〕140,00m2
舞台 幅(脇舞台を含む)19,60m
奥行 7,85m
舞台機構 皿廻し式の廻り舞台
(盆の直径 5,50m)
花道 両花道 本花道巾 1,45m
    仮花道巾 0,40m
楽屋 中二階建て