絶対的な大自然と僕達人間のいとなみ。
自然と関わりを持つことは、絵を描くためにとても大切なことであると感じています。
自然と人間の接点のすぐ隣で暮らし、その地点から新しくイメージを生み出していくこと、そのイメージを具体化していくことが僕の仕事です。

自然の胎内の空ろの中に宿るもの。
それを単に生命とよんで良いのかどうか、本当はよくわからないのですが、
僕はいつもそのようなものを思い描いています。

「迦楼羅」とは、
今回展示されているのは、「迦楼羅」(金翅鳥)です。インド神話では「ガルダ」と呼ばれる巨鳥です。鳥類の王で、四天下の大樹にいて、竜を常食としているそうです。ヴィシュヌ神の乗り物。大乗教典では八部衆の一つ。日本の天狗の原型と言われているそうです。
(図説仏教語大辞典、日本大百科全書等参照)