舞踊 『迦楼羅獅子』かるらじし
古今東西、世界中に踊りがあります。音楽に合わせて動く、これはおそらく人間にしかない習性です。その踊りを使い、古代では神と交流しようとしました。
音を取るから、オトドリ〜おどり、なんていう人もいます。そして古代の踊りには役があることもしばしばでした。
神を真似、神を寿ぎその神威を得ようとしたのでしょうか。
獅子は伝説の生き物で、中国から日本に伝わりました。その基はライオン、とも言われていますが、文殊菩薩像をみると獅子に乗っています。
獅子は能楽から歌舞伎に伝わり、歌舞伎がルーツの日本舞踊にもあります。能と違うのは、長い毛を振り回すこと。この「毛ぶり」であたりを祓い
過去と未来をつなぐ、かしものトリエンナーレの弥栄(いやさか)を祈念し、獅子を舞わせて頂きます。