全国名所×フラメンコ vol.16 岐阜 かしも明治座公演
生のフラメンコライブを見たことはありますか?
バラをくわえているイメージを想像するかもしれませんが、それは半世紀以上前にまだ情報がない時代にメディアが作り出したイメージです。
フラメンコはスペインの踊りですが、さらに起源をたどるとインドにシプシーにたどり着きます。彼らが南スペインのアンダルシアにたどり着き、スペイン民謡の要素を取り入れながら発展した音楽+踊りです。
フラメンコ=情熱的。ただ迫害された歴史を持つ彼らの踊りには喜びだけでなく悲哀や孤独なども込められています。また南スペインはアラブの影響を強く受けており、その音色が日本人の心の琴線に触れると言います(あまり知られていませんが、日本はスペインに次いで世界で2番目にフラメンコ人口が多いと言われています)。
ジプシーの歌とギターから始まったフラメンコは生演奏が必須です。
三位一体で爆発するエネルギーが大きな見どころの一つですが、残念ながらミュージシャンが東京に集中しているため、地方でのライブ開催が難しく、稀少なのが現状です。
かしも明治座、初のフラメンコライブ
そんなフラメンコの魅力を全国に届けたいと思って始めたプロジェクト「日本に恋した、フラメンコ」。日本の文化とも融合することで、より身近に感じてもらえたらと思い、各地の名所で踊り、和装や民謡とのコラボにも取り組んでいます。過去に八千代座など芝居小屋でも公演をしましたが、芝居小屋が日本で一番多い岐阜県、かしも明治座で公演開催ができることを嬉しく思います。同時にフラメンコを生で見る機会の少ない中津川市および近隣の方々にもぜひご覧いただけたら嬉しく思います。
オープニングは芝居小屋らしく、日本語と和楽器でアレンジしたスペインの春祭りの曲を和装で踊り、その後は本格的なフラメンコショーをお届けします。岐阜県在住の踊り手に加えて東京から日本を代表する男性舞踊手の永田健、そしてギタリスト今田央と歌い手大沢玉紀が加わります。
日本に恋した、フラメンコ
全国名所で和装で踊る業界最大規模のプロジェクト。踊り手の永田健が2019年に日本を一周して撮影:47都道府県から79教室770名が参加、大仏、砂丘、首里城、被災地などで踊る映像をYouTubeに公開。和洋の融合プロジェクトとして日西60社のメディアから取材される。
2020年から第2弾企画として名所での公演・配信を開催。八千代座、福山城、スカイツリ展望台など14都市で15公演。地元民謡とのコラボ楽曲も制作して幅広い層から支持される。
2022年11月にはスペインのセビリア市でも日本フラメンコとして公演予定。
HP: http://koi-fla.com/ Facebook Page: http://facebook.com/koifla
YouTube https://youtu.be/c-fW6svxDyo (岐阜県:飛騨の里11:43~)