ワークショップ 「加子母明治座の灯り」

岐阜県中津川市加子母地区は、伊勢神宮で行われる式年遷宮の御用材が育つ木曽ヒノキの神宮備林を持つ
屈指の木材産地です。

そして、加子母地区は明治時代から地芝居が盛んで、今回トリエンナーレが開催される明治座も岐阜県指定重要文化財として認定されています。このような環境を最大限に活かした子どもWSとして「加子母明治座の灯りWS」を企画しました。

子どもたちがワークショップで木を扱うことで、林業や加工、産地に興味を持ち、延いては日本古来からの「木の文化」に興味を持ち、木にまつわる色々を体験し理解できるような文化的教育的ワークショップになることを目的として企画しました。

木材加工品の経木を使い、明治座を灯す灯籠を作ります。経木に穴を開けたり、経木を好きな形に切ってボンドで貼り付けます。また、経木を細くリボン状に切って穴に通してより立体的な表現も可能になります。

細工を施した後、丸めて止めれば灯籠の出来上がりです。

仕上がった灯籠は、明治座の内部や周りに設置することで、WSの参加者がトリエンナーレに参加する気分を味わえます。

経木という扱いやすい木材を使い、子どもでも比較的簡単に製作することができるため、子どもから大人まであらゆる年代の人々がトリエンナーレに参加することができます。