2009 廣田 一/明治座 相談役・松竹演劇部 顧問

明治座(東京日本橋)と時を同じくして生まれた、かしも明治座。

平成五年頃、幾度か加子母の明治座を訪れました。東京の明治座ができたのが明治二十六年。加子母の明治座ができたのが二十七年と同時期にできた劇場です。他にもこんぴら歌舞伎で知られる金丸座など有名な芝居小屋がありますが、私は名前が同じということもあってここ加子母の明治座が好きです。

かしも明治座の板割り看板に、大阪を中心に活躍した市川寿海(当時市川寿美蔵)一座の公演記録が残っていましたが、私も親交のあった方なので感慨深く見ました。

また、加子母は御菓子が美味しいという印象があり、特に干柿に栗きんとんが入ったものが好きです。買って帰って高橋英樹さんなど、役者さん達に差し上げました所とても気に入ってくれました。